研究課題/領域番号 |
18K12885
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
渡邉 孝一郎 香川大学, 経済学部, 准教授 (60616671)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | まちづくり |
研究実績の概要 |
本年度はこれまでの街商人に関する先行研究レビュー並びにライフヒストリーによる方法論研究レビューといった研究蓄積のもと、実地調査(街商人に対するインタビュー調査)を行う予定であった。しかし、新型コロナウイルス感染拡大のため、大学からの出張規制が出たことや対面インタビューによる感染リスク拡大を防止するため、ほとんど予定していた実地調査を行うことが出来なかった。電話やインターネットによるインタビュー調査も検討したが、やはりライフヒストリーという研究という性格上、直接対面による調査が重要となるため、断念した形となった。 そのため、本年度の主な活動としては、引き続きの先行研究レビュー及び調査可能な対象者へのインタビューとなった。具体的には街商人を含む中小小売商の理論的な研究レビューや、街商人精神と関連するであろう小売技能概念の検討、大学周辺に立地し営業している商人への簡単なインタビュー調査のみとなった。これらに関する成果として公表したものとしては結果として、学会発表(渡邉孝一郎, 趙命来(2021)『中小小売業における小売技能概念の検討』日本商業学会九州部会)の一つのみとなってしまった。 ただ、このような状況下でも関連する分野の研究者との研究会やオンラインによる学会参加などの活動も行っており、本研究の進捗状況並びに成果についての随時報告や他分野や関連研究の報告を参考にしながら、研究活動を進めていった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナ感染拡大による出張制限や対面による調査の制限によるため、本来予定していたインタビュー調査がほぼできなくなってしまっているため。
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今後の研究の推進方策 |
本年度はこれまでの遅れを取り戻す必要がある。まずはインタビュー調査を実施する必要があるが、これも今後の新型コロナウイルス感染状況に大きく左右される可能はあり、限られた中での調査となると思われる。また本年度は最終年度でもあるため、これまでの成果をまとめていく必要もあり、学会報告や論文などを通して成果を発表していく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナ感染拡大により予定していたインタビュー調査ができなかったため。
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