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2023 年度 実績報告書

製造現場におけるバーンアウト要因の探求と企業業績への影響

研究課題

研究課題/領域番号 18K12898
研究機関明治大学

研究代表者

王 志  明治大学, 商学部, 専任准教授 (70635771)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード製造現場 / バーンアウト / 現場力 / 改善活動
研究実績の概要

バーンアウト研究の成果はヒューマン・サービス業を中心に蓄積され、製造業をはじめとする一般産業界の従業員を対象とするものが極めて少ない(王・椿田・ 関口, 2017)。その背景には、バーンアウトという状態がそもそも看護の現場での観察から見出されたという経緯が一因であると考えられる。しかし、バーンア ウトは自己と仕事との関係のなかで生じる問題であり、製造業でも十分発生し得る。 従業員がバーンアウトしたことにより、改善活動への参加意欲が低下し、 日本企業の競争力の源泉とされる現場力が衰えていくのではないかと懸念される。そういう意味で、製造現場のバーンアウト状況を調査することは、従業員が健康で長く働き続けられる職場環境の構築に貢献するだけでなく、 日本経済の持続的成長にとっても重要な課題である。 そこで、本研究は、日本の製造業で実践 されている改善活動(原価改善やTQC、JIT生産方式など)が製造現場における従業員のバーンアウトをもたらしているかを明らかにし、またバーンアウトしている ならその発生要因を解明し、企業業績への影響を考察することを目的としている。 「研究実施計画」では、得た情報や知識をもとに、最終年度に質問票調査を作成し実施する予定であった。しかし,外部環境(新型コロナウイルス発生)の影響により、2022年度での質問票調査の実施を断念し、再度延期することにした。
2023年度では、外部の社会環境(新型コロナウイルス)が改善されたことで、オンラインでの質問票調査を実施しました。現在、その分析を行なっています。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] リードタイム短縮とプレミアム価格の関係に影響を与える要因の考察:Hanichen (1995)に基づく2社の事例分析2024

    • 著者名/発表者名
      王志
    • 雑誌名

      管理会計学

      巻: 32 ページ: 19-35

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 日本のホテル業における会計報告様式の実態に関する一考察2023

    • 著者名/発表者名
      三浦紘嵩, 王 志
    • 雑誌名

      産業經理

      巻: 83 ページ: 135-142

  • [学会発表] 余剰生産能力を超短納期に結びつけるビジネスシステムの分析:customer-responsive Timeに基づく事例研究2023

    • 著者名/発表者名
      王志
    • 学会等名
      日本管理会計学会 2023年度年次全国大会
  • [学会発表] 成行原価法による価格決定の適用についての一考察:国の飲食店である百嘉楽の事例を中心に2023

    • 著者名/発表者名
      王志
    • 学会等名
      日本原価計算研究学会 第49回全国大会
  • [図書] 現代中国会計:歴史・制度・教育・管理からの究明2024

    • 著者名/発表者名
      水野一郎編著
    • 総ページ数
      308
    • 出版者
      中央経済社
    • ISBN
      4502485616

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公開日: 2024-12-25  

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