現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
4カ年で,第一に,複数の環境管理手法が組織でどのように共存し, どのように経営活動との間に関係性を構築しているのか,第二に外部と内部での環境アカウンタビリティの連続性,整合性の側面がどのように調整されているのか分析を行う。前者についてはマテリアルフローコスト会計(MFCA)などの環境管理会計の手法と組織のマネジメントコントロールシステムとの関係,またLCAなどの環境アセスメントのための技術との関連性を分析することを通じて,研究を進めてきている。 また第二の環境アカウンタビリティの連続性,整合性の問題については分析のためのテキストデータをサステナビリティ報告書をもとに収集し,データベースの整備が進んでいる。Rのstmパッケージを利用してstructural topic modelingのアプローチを用いて,企業のサステナビリティ戦略の変遷を変数化している。具体的にはサステナビリティ経営に関する各企業が取り組むトピックの変遷を通じて,サステナビリティに対するearly adopterとlater majorityの違いや,consistencyを評価している。
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