| 研究課題/領域番号 |
18K12962
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| 研究種目 |
若手研究
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| 配分区分 | 基金 |
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| 審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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| 研究機関 | 大妻女子大学 (2022-2023)
公益財団法人京都服飾文化研究財団 (2018-2021) |
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研究代表者 |
小形 道正 大妻女子大学, 家政学部, 専任講師 (90778143)
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| 研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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| キーワード | 着物 / 和服 / 社会学 / 戦後日本 / ファッション |
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| 研究成果の概要 |
本研究では戦後日本社会における着物が①「生活着としての着物」（終戦後から1950年代）、②「盛／正装としての着物」（1960年代から1970年代前半）、③「芸術作品としての着物」（1970年代後半から1980年代）、④「コスプレとしての着物」（1990年代から現在）という4つの形象に区分しうることを記した。また、そのなかで人間と衣服の理論的な関係性が①では「作る衣服」、②と③では「買う衣服」、④では「借りる衣服」であることを明らかにしつつ、さらにそれぞれから「贈与」、「所有」、そして「変身」という概念が析出しうることを示した。
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| 自由記述の分野 |
社会学
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
かつて和服はわれわれの生活着であったが、戦後日本社会の洋装化のなかでその姿は失われていった。だが、人びとは現在も非日常的な衣装として、成人式や卒業式などの冠婚葬祭や様々なイベントのなかで袖を通している。この洋装化の背面に生じた和服の日常着から非日常着への変容は、具体的な自国文化の理解という歴史的かつ現在的な問題としてだけではなく、衣服の製作、購入そしてレンタルといった人間と衣服の理論的な関係性の変貌を明らかにするとともに、そのなかに贈与、所有、変身といった衣服をめぐる人間の欲望を析出したという点において学術的ならびに社会的意義を有する研究である。
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