介護老人福祉施設職員へのアンケート調査結果から、職種間の施設の組織マネジメントや虐待行為に対する認識の差が明らかになった。また、施設長インタビューの結果から、施設内虐待を防止するためには、職員間のコミュニケーションの活性化と職員のメンタルケアが重要であることが明らかになった。 このことから、施設内虐待防止にむけたセルフチェックシステムとしては、定期的な職員の虐待や組織マネジメントの認識状況とストレスの実態を把握するために、セルフチェックシートを開発・活用し、実態に応じた施設の組織マネジメント改善や職種や業務の特性に応じた専門性向上策を講じていく必要性が明らかになった。
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