研究実績の概要 |
2020年4月に新たな所属機関に移り、これまで調査を予定していた対象者では、物理的にも金銭的にも制限が生じてしまうため、新たな調査対象の選定から始める予定であった。調査対象の事業所は、ひきこもりの居場所、通信制高校、中間就労を予定しており、また対象者としては、ひきこもりの若者、家族、支援者としている。しかし、コロナの影響によって、調査対象者の選定の実施ができなかった。そのため、2021年3月に、補助事業期間延長承認申請書を提出し、承認をいただいている。 これまでひきこもりの若者をもつ家族に対するグループワークを実施し、家族のエンパワメントとソーシャルワーク過程について、参与観察を行った。このグループでの内容や、聞き取りの内容の一部を、共著や国際報告の一部として発表した。結果の詳細は以下の通りである。 安藤佳珠子(2020)「第7章 精神保健領域でのソーシャルワーカーの立場から」細澤仁、上田勝久編『実践に学ぶ30分カウンセリング 多職種で考える短時間臨床』p129-148,日本評論社. Kazuko ANDO(2021), "The practical issues and characteristics of Japanese hikikomori in globalization context", Another World is Possible - Radical Social Work Now.
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