研究課題/領域番号 |
18K12984
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研究機関 | 日本福祉大学 |
研究代表者 |
安藤 佳珠子 日本福祉大学, 社会福祉学部, 講師 (80804301)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | ひきこもり / ソーシャルワーク |
研究実績の概要 |
2020年4月に新たな所属機関に移り、これまで調査を予定していた対象者では、物理的にも金銭的にも制限が生じてしまうため、新たな調査対象の選定から始める予定であった。調査対象の事業所は、ひきこもりの居場所、通信制高校、中間就労を予定しており、また対象者としては、ひきこもりの若者、家族、支援者としている。しかし、コロナの影響によって、調査対象者の選定の実施ができなかった。そのため、2021年度および2022年度に、補助事業期間延長承認申請書を提出し、承認をいただいている。 これまでひきこもりの若者をもつ家族に対するグループワークを実施し、家族のエンパワメントとソーシャルワーク過程について、参与観察を行った。しかし、コロナの影響により、家族会の対面での実施が困難となり、さらに高齢の参加者が多いため、オンラインを利用した継続実施が困難となった。家族会では継続的な運営を今後どのように展開していくかを、現在検討している。また、グループワークのオンラインでの実施を継続できるように、申請者も側面的なサポートをしていくことを検討している。 調査に関する倫理審査については、2022年3月に日本福祉大学「人を対象とする研究」に関する倫理審査に申請をし、2022年5月に承認を得ている。また、質的調査の分析において使用予定であるデータソフト(Nvivo、MAXQDA等)についても、使い方などの検討を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナの影響によって、調査実施ができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、当初予定していた通り、新たな調査対象の選定から始めることを予定していた。調査対象の事業所は、ひきこもりの居場所、通信制高校、中間就労を予定しており、また対象者としては、ひきこもりの若者、家族、支援者としている。その結果については、日本社会福祉学会において報告し、論文として提出する。
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次年度使用額が生じた理由 |
2020年4月に新たな所属機関異動に伴い、これまで調査を予定していた対象者では、物理的にも金銭的にも制限が生じてしまうため、新たな調査対象の選定から始めることを予定していた。しかし、コロナの影響で、調査対象者の選定も困難となったため、補助事業を2021年度、2022年度の2年中断した。次年度は、新たな調査対象の選定から始める予定である。調査対象の事業所は、ひきこもりの居場所、通信制高校、中間就労を予定しており、また対象者としては、ひきこもりの若者、家族、支援者としている。次年度は、当初購入予定であったNvivo等のデータ分析ソフトの購入や、調査にかかる人件費等が発生する予定である。
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