研究課題
若手研究
生活の中で行う身体活動は生活活動と呼ばれ家事活動などが含まれる。本研究の目的は、家事活動が認知機能を含めた高次脳機能へ与える影響とその作用を明らかにすることである。若年者と高齢者を対象とし、家事活動は掃除機かけを選択した。結果、掃除機かけを行うことによる認知機能の改善は、若年者で確認されたが、高齢者では見られなかった。一方、若年者・高齢者とも掃除機かけ課題中は前頭前野の賦活と気分状態の変化が生じ、前頭前野の賦活量と気分変化に関係があることが示唆された。
リハビリテーション科学
得られた知見は、生活活動が心身の健康へ与える影響を示すエビデンスになるとともに、日常生活の活動的な生活スタイルを構築するための重要な資料となることが期待される。