本研究は居住地におけるライフスタイルの継続性に着目し、中年期から老年期にかけての変化と地域資源の関係から居住地の質の評価することを目的とする。地域特性の異なる居住地の環境を想定し概念モデルを形成した。ヒアリングから交友関係の内容と場所が重要であること、広域での生活もライフスタイルの実現に重要であること明らかになった。COVID-19の流行により、実地でのアンケート調査は中止とした。そのためライフタイルの実態と地域資源の関係やライフスタイルに対する具体的な評価を明らかにすることはできなかった。研究を通じて高齢者のライフスタイルの持続性に地域資源の存在の重要性が示唆された。
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