要介護を予防するためのフレイル予防の方策が広く検討されてきている。しかしFrailty Cycleの上流に位置する栄養障害への対応は重要視されているにも関わらず、栄養障害に関する概念は漠然としており、適切な支援方法についての知見は得られていない。高齢期における食生活の変化、栄養状態の低下等といった兆候を早期発見し適切な支援を行うことがFrailty Cycleの断切や遅速化にとって重要である。そこで本研究では、フレイル予防を目的とした高齢期における栄養障害の早期発見・早期介入のためのアセスメントツールを開発し、包括的なアプローチ法を検討することを目的に延長申請を行い、ツールの最終検討を行った。
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