管理職が学校組織内において管理職候補者の教員をいかにして見出し、その管理職候補者をいかにして育成するかについて、複数の学校を対象とした事例研究を行った。 研究の結果、明らかになったのは以下の2点である。第一は、管理職は日常的な対話を通じて管理職候補者を見出し、管理職候補者の力量形成の機会を得ている。第二は、管理職は管理職候補者の力量形成にあたって、育成システムや教職員が支えあう機会を設けることで実現している。 また、上記知見を踏まえ、長崎大学教職大学院における管理職養成コースカリキュラムの開発と、長崎県教育センターとの協働による管理職研修プログラムの開発を行った。
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