幼児の不安やとまどいだけでなく,幼児の期待,そして幼児が小学校に対してどのような認識をもっていると幼保小の教員が認識しているか,そしてその認識は幼児教育と小学校教育の教員の間でどのようにズレているかを明らかにすることは,今後の幼保小連携,そしてアンガーマネジメントを踏まえた接続期カリキュラムを作成していくうえで,重要な情報となると考え,研究を実施した。 幼児が期待していると思うことについては,期待・不安両方で幼児教育の教員と小学校教員間に認識のズレも確認できた。この認識のズレを幼児教育の教員と小学校教員間で共有することがカリキュラム等の作成において重要であることが示唆された。
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