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2021 年度 研究成果報告書

高校生の進路選択と大学適応におよぼす大学入試制度の影響

研究課題

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研究課題/領域番号 18K13088
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分09020:教育社会学関連
研究機関同志社大学 (2021)
明星大学 (2018-2020)

研究代表者

西丸 良一  同志社大学, 研究開発推進機構, 嘱託研究員 (70634476)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード大学入試 / 大学適応 / 授業への関心・理解
研究成果の概要

本研究は大学に入学する際、利用した入試方法によって授業への「関心」・「理解」に差があるのかを検討した。その結果、私立大学において「関心に合った授業が多い」傾向にあるのは、学力選抜による従来型の一般入試より、推薦(AO)入試を経て入学した学生であった。ただ「授業内容が理解できない」傾向にあるのも、推薦(AO)入試を経て入学した学生である。GPAの確定していない初年次を対象としているため、成績やその後の動向を捉えることはできていない。だが、大学での学業がうまくいかなくなる可能性は、推薦(AO)入試で私立の下位大学へ入学した学生と推測できる。

自由記述の分野

教育社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

大学入試は多様化したにもかかわらず、その社会的位置づけが計量的データによって、ほとんど検討されていない。たとえ検討されたとしても、その多くが大学単位の事例的なものに過ぎずないのである。そうした中、今回の検討から、一般入試と推薦入試を経て入学した学生の差が、下位に位置づく大学ほど大きいようすが確認できた。入試形態による差は、全国一律ではないのである。今後も多様化した大学入試を基軸とし、さらに検討を進めていけば、大学入試制度に対する有益な情報が得られるだろう。

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公開日: 2023-01-30  

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