研究実績の概要 |
本研究における最終年度に実施した内容は、「学会発表」「論文の執筆と投稿」「本調査報告書の作成」「リーフレット『子どもを早く寝かせるために親がすべきこと』の作成」の4点であった。「学会発表」と「論文の執筆と投稿」については、本研究課題で得られた知見を世の中に広めるために必須である。コロナ禍で学会大会が中止になる中、「乳幼児の生活時間に与える保護者の知識および意識と知恵に関する研究」と題して、日本乳幼児教育学会 第30回大会(オンライン学会)に11月14日に発表した。論文については、「保育園幼児の母親の勤務先における子育て支援制度の利用状況と生活時間」というタイトルで小児保健研究に投稿中である。 「本調査報告書の作成」ならびに「リーフレット『子どもを早く寝かせるために親がすべきこと』の作成」については、既に終了しており、前者においては研究協力者全員に配布している。また、リーフレットについては1,300部印刷し、既に依頼のあった関係者に400部ほど配布済みである(2021年4月現在)。 「学会発表」については、コロナ禍で開催されなかった学会に、今年度は再チャレンジを予定しており、既に2つの学会大会にノミネートしている。あわせて、新たな内容で、本研究課題で得られたデータで論文を執筆し、投稿する予定である。 なお、3年目で得られた内容のうち、とくにリーフレットについては、介入研究をしたことで得られた有意義な内容が多分に含まれているため、現在、子育て中の家庭や生活習慣の乱れが顕著な保育園・幼稚園・こども園の先生方にとっては大いに重要な役割を担うことが予想される。本研究で得た知見を広めていくべく、尽力していきたい。
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