研究課題/領域番号 |
18K13147
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
松嵜 昭雄 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (10533292)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 原場面 / モデリング / Grundvorstellungen |
研究実績の概要 |
2020年6月7日に開催予定であった日本数学教育学会春期年会はCovid-19の影響により開催変更となり,中学生のモデリングを対象とした原場面の機能について,誌上発表「モデリング・サイクルにもとづく中学校数学科授業研究に関する一考察-『小指ギャップ』の研究授業の構想と実際に焦点をあてて-」をおこなった。(論文掲載)松嵜昭雄(2020)「モデリング・サイクルにもとづく中学校数学科授業研究に関する一考察-『小指ギャップ』の研究授業の構想と実際に焦点をあてて-」日本数学教育学会『第8回春期研究大会論文集』pp.187-194
2020年9月22日に,オンラインで開催された2020年度数学教育学会秋季例会において,本研究課題の方法の活用について,総合講演「数学的モデリングにおける児童・生徒の思考を視覚化する方法-原場面への着目と応用反応分析マップの援用を通じて-」をおこなった。(論文掲載)松嵜昭雄(2020)「数学的モデリングにおける児童・生徒の思考を視覚化する方法-原場面への着目と応用反応分析マップの援用を通じて-」『数学教育学会2020年度秋季例会予稿集』pp.72-74
2021年3月14日に,オンラインで開催された2021年度数学教育学会第25回数学教育学会大学院生等発表会において,本研究課題のキーワードの1つである「Grundvorstellungen」について,口頭発表「『Grundvorstellungen』の誘発と干渉に関する一考察-静岡県内国立大学理系学部学生対象の数学ワークショップを事例として-」をおこなった。(論文掲載)本間太陽・松嵜昭雄(2021)「『Grundvorstellungen』の誘発と干渉に関する一考察-静岡県内国立大学理系学部学生対象の数学ワークショップを事例として-」『2021年度第25回数学教育学会大学院生等発表会予稿集』pp.41-43
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初予定していた,埼玉大学教育学部において数理統計学を担当している教員を被験者とするモデリング実験調査は,COVID-19の影響により,実施を見送った。COVID-19感染拡大等の影響が少なくなった時点で,あらためて実施を検討していく。 本年度実施した中学生対象の授業研究における原場面の機能に関する考察に続き,小学生対象の授業研究において原場面の機能に関する考察をおこない,その成果を発表していく。 以上より,「おおむね順調に進展している」と判断した。
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今後の研究の推進方策 |
2021年12月に東南アジア地域(開催地未定)で開催予定の国際数学理科教育学会(International Society for Mathematics and Science Education)が主催 する第9回数学理科教育国際会議(9th International Conference of Research on Mathematics and Science Education)で研究成果を報告し,『International Journal of Research on Mathematics and Science Education』へ論文投稿をおこなう。 COVID-19の影響により実施を見送ったモデリング実験調査について,あらためて被験者の選定とともに準備を進めていく。
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