研究課題/領域番号 |
18K13148
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
大嶌 竜午 千葉大学, 教育学部, 助教 (40700414)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 実験活動 / 妥当性 / 信頼性 / 評価能力 / 判断能力 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,生徒実験活動改善のための基礎研究として,生徒自身による実験計画の立案における実験方法の妥当性及び信頼性の判断基準の解明と,生徒自身によって立案された実験計画における課題の解明であった。本研究の成果として,主に,変数同定に着目し,実験方法の妥当性及び信頼性に関する生徒の判断基準の解明,生徒自身によって立案された実験計画における課題の解明,そして生徒自身によって実験計画を立案し,それに基づいて実験とレポート作成を行うような授業に対する生徒の認識について明らかにした。本研究の成果は,主体的な実験活動の指導方法の開発に寄与できるものである。
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自由記述の分野 |
理科教育学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
レシピアプローチに代表されるように,生徒自身が実験活動の見通しさえもてずに,教師から与えられる実験手順に従うだけの実験活動から脱却することが,日本のみならず各国における共通の課題とされ,生徒の主体的な実験活動の実現が求められている。その一方で,限られた時間の中で,教えるべき内容は多く,生徒に自由に実験活動に取り組ませることに対するためらいがある。このような現実の中で,いかに生徒の主体性を高めるような授業を実現することが可能なのか。本研究では,生徒自身による判断の機会を設けた授業を試行した。本研究の成果は,生徒が主体的に実験活動に取り組むための指導方法を検討するための基礎的資料を提供する。
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