研究課題/領域番号 |
18K13150
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
春原 光宏 東京大学, 保健・健康推進本部, 助教 (00637697)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | ヘルスリテラシー |
研究実績の概要 |
大学保健センターにおいて診療を行っている研究代表者は、喫煙・飲酒・性行為(避妊・性感染症)・医療制度など、大学生の基本的医療関連知識の底上げの必要性を痛感している。また、近年基本的な健康情報を調べ、理解し、評価し、活用する能力であるヘルスリテラシー(health literacy)の重要度が増加している。 本研究では、大学生診療に携わる精神科を含む医師・保健士・栄養士などによるエキスパートオピニオンおよび過去文献のシステマティックレビューからの抽出することで、青年期の基本的医療関連知識評価尺度(Medicine-Associated Knowledge Evaluation Scale for Adolescence; MAKES-A)のパイロット版を作成することを目的としている。 そして、今後本研究で作成されたパイロット版を学生の希望者を対象にWebアンケート調査を行うことで各種妥当性の検討を始めとした尺度開発を行うことを予定している。 本年度は、昨年度施行したアンケートのWeb調査に対しての予備調査の結果をもとに、エキスパートオピニオンを得る予定であったものの、予備調査部分の解析作業などに時間がかかってしまい本論に進むのが遅くなってしまっている。しかしながら、予備調査部分の解析により得られた知見は今後の解析に生かすこともできるため、結果としては必要となる作業であると考えている。本年度は、過去文献のシステマティックレビューからエキスパートオピニオンを得る方策を策定することに時間を費やした。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度は、昨年度施行したアンケートのWeb調査に対しての予備調査の結果をもとに、エキスパートオピニオンを得る予定であったものの、予備調査部分の解析作業などに時間がかかってしまい本論に進むのが遅くなってしまっている。しかしながら、予備調査部分の解析により得られた知見は今後の解析に生かすこともできるため、結果としては必要となる作業であると考えている。本年度は、過去文献のシステマティックレビューからエキスパートオピニオンを得る方策を策定することに時間を費やした。
|
今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルスによる研究中止期間が終了し次第、当初の予定に沿って研究を進めていく。
|
次年度使用額が生じた理由 |
本年度は、昨年度施行したアンケートのWeb調査に対しての予備調査の結果をもとに、エキスパートオピニオンを得る予定であったものの、予備調査部分の解析作業などに時間がかかってしまい本論に進むのが遅くなってしまっている。しかしながら、予備調査部分の解析により得られた知見は今後の解析に生かすこともできるため、結果としては必要となる作業であると考えている。本年度は、過去文献のシステマティックレビューからエキスパートオピニオンを得る方策を策定することに時間を費やした。来年度以降にアンケート調査や発表による出費が見込まれるため、次年度に引継ぎをおこわせていただきたい。
|