研究課題/領域番号 |
18K13153
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
范 文玲 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (70780039)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 魯迅 / 故郷 / 国語科 / 中国文学 |
研究実績の概要 |
本年度は、新型コロナウィルス感染症の影響による水際対策が中国でも緩和され、中国への入国が可能であったが、調査に協力してくれる学校を見つけることに難航し、実地調査が叶わず、研究実績は下記の内容にとどまった。 1、引き続き、「故郷」および「故郷」の授業や国語科教育に関する文献の収集を行い、読み込みを行った。 2、本研究に関する情報収集および国語科教育に関する知見の獲得や最新の動向を把握するため、5月27日(土)・28日(日)に行われた第144回全国大学国語教育学会春期大会(島根大学にて実施)および11月4日(土)・5日(日)に行われた第145回全国大学国語教育学会秋期大会(信州大学にて実施)に参加した。また、1月28日(日)に行われた東京学芸大学国語教育学会大会(オンライン)にも参加し、国語科教育に関する知見を得た。 3、前年度に引き続き、初年度および2年度目に行った日本の中学校6校および中国の中学校4校における調査データの整理を行い、分析・考察に取り掛かるための準備を進めた。 本研究は4年計画であり、2年間延長して今年度は6年目であったが、3年間のコロナ禍を経て初年度および2年度目に行った実地調査のデータが古いものとなってきてしまっているので、次年度は実地調査の可能性を引き続き探りながらも、これまでに得た実地調査のデータのみでいったん研究の結論を出したいと考えている。また、初年度に予定していたリサーチ会社への委託によるオンライン調査も実施したいと考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウィルス感染症の影響による水際対策は中国でも緩和されたが、調査に協力してくれる学校を見つけることに難航し、「故郷」の授業の実地調査は1校も実施が叶わず、実質3年目の計画が実行できていない状態であった。
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今後の研究の推進方策 |
研究期間を延長し、これまでの実地調査で得たデータの整理・分析・考察を進めると同時に、実地調査再開の機会を探る。初年度に予定していたリサーチ会社への委託によるオンライン調査は最終年度に行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
実地調査が行えず、それにかかる旅費が生じなかったため。また、初年度に実施予定であったリサーチ会社への委託によるオンライン調査を行わなかったため。当該オンライン調査は最終年度に実施する予定とする。
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