研究課題/領域番号 |
18K13175
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研究機関 | 関東学院大学 |
研究代表者 |
中和 渚 関東学院大学, 建築・環境学部, 講師 (00610718)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 就学前教育 / 数学教育 / ザンビア / ケニア |
研究実績の概要 |
本研究プロジェクトにおける研究の目的は、就学前教育・初等教育段階における子供たちが数学のニューメラシー(数える、数を認識する、数を合成・分解する・計算するための基礎などの技能)を獲得するための教材を開発し、実践(授業)で試行する過程において、教師集団の専門的職能成長を促し,その職能成長過程を明らかにすることである。 2018年度は現地で収集したデータ(ザンビア共和国における公立学校における就学前教育の現状と教員の指導の現状)の一端を分析し、ザンビアの就学前算数教育の教員の指導と教材開発(形に関する授業実践の実施と課題点)に関して数学教育に関する国際学会(The Southern African Association dedicated to the advancement of research in Mathematics, Science and Technology Education)と国内学会(国際開発学会)等で研究発表を行った。ケニア共和国に関してはシラバスを確認し、幼児教育・初等教育における数学教育の目的、内容、方法を明らかにして教材開発を実施した。またケニアの授業データを得て、分析に着手した。そのほかには、当該研究テーマの研究を進めるために、ザンビアの現地大学関係者(Chalimbana University)であるGondwe氏と将来的に共同研究するための連絡・準備といった調整を進めり、現地での研究許可を得るための手続きを行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
これまでに収集していたデータを分析し、研究に関する成果発表を行うことができた。また、遠隔のため、当該国の研究者と共同研究を実施してデータをより得やすくする。
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今後の研究の推進方策 |
ケニアにおいては教員のためのワークショップを開催したり、授業を見学して教員たちと協議する予定である。ザンビアにおいては今年度か来年度、教員を対象としたワークショップを行い、教員のワークショップへの参加についてのデータを収集し、提案した理論的フレームワークを用いて分析したい。
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次年度使用額が生じた理由 |
2018年度は本科研を用いた国外におけるフィールドワークに行かなかったため、来年度以降の研究費を用いて、来年度以降、調査を行っていく。
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