研究課題/領域番号 |
18K13190
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
水松 巳奈 東洋大学, 国際教育センター, 講師 (30726211)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | グローバル・コンピテンス / 教育の国際化 |
研究実績の概要 |
本研究は、日本の大学における内なる国際化(Internationalization at Home)の効果に影響を与える組織的及び人的要因は何かについて明らかにすることを目的としている。本研究ではこれまで、大学の国際化がステークホルダーに与えている影響について把握するために、複数の国内外の大学におけるケーススタディを実施してきた。具体的には、大学のステークホルダー別に国際化の影響に関するインタビュー調査を実施したり、内なる国際化の一環として取り組まれている国際共修の実践における教育効果や、国際教育のICT化の有用性や方法論に関して海外大学での事例との比較研究を行ったりした。令和4年度は、具体的に以下2点を行った。 (1) インタビュー調査の実施・定性的分析:これまで継続して行ってきた国内大学のステークホルダー、特に学生に対するインタビュー調査の実施・データ分析を行った。具体的には、大学の内なる国際化の効果に影響を与えた人的要因を検討するため、(a) 大学生のグローバル・コンピテンスの変容、及び(b) 大学生のグローバル・コンピテンスに影響を与えている要因について量的・質的なアプローチで分析した。 (2) 論文の執筆・投稿:上記(1)を含め、これまでの研究成果として2本の論文にまとめ、学会誌と大学紀要に投稿した。 本研究は、今年度を最終年度としていたが、産前・産後休暇、育児休暇の取得に伴い研究を中断したため、残りは次年度以降、実施する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
大学生を対象として実施したインタビューデータの分析は計画通り行えたが、産前・産後休暇、育児休暇の取得で研究を中断したことで、全体的にはやや遅れているため。
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今後の研究の推進方策 |
本研究の最終年度にあたる令和5年度は、今年度取り組むことができなかった本研究全体の総括を行う予定である。その研究成果については、年度内に論文投稿ができるよう準備を進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
産前・産後休暇、育児休暇の取得に伴い、研究を中断したため、計画通りに進められなかった。生じた次年度使用額については、令和5年度以降、学会等で発表する際に使用する予定である。
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