研究課題/領域番号 |
18K13191
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
蒋 妍 早稲田大学, 大学総合研究センター, 講師(任期付) (90779414)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 外国人 / キャリア / 教育力 / 支援 |
研究実績の概要 |
今年は研究調査に関して、コロナの関係で、大きな進展はなかった。そのため、既有の研究材料のまとめ作業を中心とした。研究業績は以下となる。 1)コロナ下での外国人研究者へのサポート状況に関する項目を追加し、量的調査を行なった。また、データ分析を行ない、その結果の一部分は、大学教育研究フォーラムにて発表を行なった。 2)日本の大学において、若手研究者に対して、教育力の育成やサポートは行っている。その取り組みを中心とした中国語の論文は掲載されることになった。 3)グローバル化が進んでいる中、若手研究者が英語で教育を行うことは求められている。多くの大学はグローバルF Dプログラムを通して支援している。しかし、プログラムの評価は課題とされている。手元のデータを活かし、グローバルF Dプログラムの構築内容及び評価を中心に、国際学会にて発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
1)2020年4月、所属大学はLMSの切り替えとオンライン授業作りの2つの課題に直面した。私は大学の授業をサポートする部署に所属し、部門唯一の講師としてFDとTA育成の2つに関わっている。それに関連した研修会、会議や調査に日々追われている。2)コロナ禍での業務の増加に加え、私は本年度初めて自分の授業を持つことになった。3)コロナ禍の中、教育手法の見直しが迫られている。教育手法に関する本『ディープアクティブラーニング』の中国語監訳を担当しているため、自分の研究より、本の出版を優先にした。 以上の事由より、私自身の研究の進捗に支障が出てしまった。本プロジェクトを1年延長した。
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今後の研究の推進方策 |
1)コロナの収束が見えない中、対策として、引き続き、量的調査を行いつつ、オンラインでのインタビューを実施する。それと同時に、成果のアウトプットに努力する。 2)発表したものを論文の形にする。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度は、主に調査関連謝礼と国内旅費、及び成果発表ための校正料金に使用する予定である。
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