研究実績の概要 |
①ワークショップの実施:2022年5月20日に、医療系大学の教員と事務職員を対象としたワークショップ「Student supporter meets IRer~学生支援とIRの協働の可能性を探る~」を実施した。ここでは事務職員・教員との協働業務である学生支援とIR(Institutional Research)に関して、学生支援にIRの知見をどう生かすことができるかを共に考えた。また8月5日(日本医学教育学会:群馬)に、ワークショップ「障害のある医療系学生/医療職と共に学び/働く環境づくりに向けて~現場での困りごとから、いま何が問題かを考える~」において企画運営に携わった。 ②論文の執筆:BMC Medical Education誌(open access)に、Difference between perceptions of preceptors and newly graduated nurses regarding delay in professional growth: a thematic analysis が掲載された。著者はChihiro Kawakami, Rintaro Imafuku, Takuya Saikiである。看護臨床現場で働く新人看護師と、その教育担当であるプリセプターの間のミスマッチについて、双方のインタビューから明らかにした。新人看護師が臨床業務課うまく進められない理由を、当事者の新人看護師は周りの人や環境のせい(外因的要因)にし、プリセプターは新人看護師ががんばらないため(内因的要因)というように、原因を求める先が異なっていた。このような結果をもとに、今後の新人看護師支援のプログラムが検討できることを示唆した。 ③学習プログラムの作成:学習プログラムの作成に向けて、準備を進めている。学びのためのいくつかの動画を作成する予定である。
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