研究課題/領域番号 |
18K13204
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 香川大学 (2022-2023) 広島大学 (2020-2021) 独立行政法人大学改革支援・学位授与機構 (2018-2019) |
研究代表者 |
蝶 慎一 香川大学, 大学教育基盤センター, 准教授 (50781548)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 学生支援 / 米国 / 質保証 / 評価基準 / プログラム / スタンダード / 専門職団体 / CAS |
研究成果の概要 |
本研究は、米国の大学の学生支援における「活動プログラム」および「修士プログラム」を巡る「全米基準」の具体的内容と特徴を制度的側面(基準・スタンダード)から明らかにし、その評価のあり方がどのようになっているのかを実証的に検討、分析してきた。 研究方法として、全米レベルの学生支援の専門職団体で知られる“CAS(The Council for the Advancement of Standards in Higher Education)”が発行する史資料、各種関連の刊行物等を発掘、渉猟し、整理した。 これらの文書資料に依拠し、米国の学生支援の評価のあり方、アセスメントの方向性と課題を考察した。
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自由記述の分野 |
高等教育学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の研究成果は、日本の大学の学生支援における評価やアセスメント、質保証の検討がほとんど見られない状況下で、米国、特に全米レベルの学生支援における専門職団体である「CAS」の基準・スタンダードの検討を中心に、米国学生支援の質保証の最新動向を歴史的、実践的な動向を踏まえつつ具体的な「評価指標」の抽出を行うことで考察を試みている点に学術的意義がある。加えて、こうした学生支援の「評価基準」の検討は、政策的見地からもきわめて重要であり、今後の日本の大学における学生支援の評価を巡る実践的示唆にも結実し得る非常に魅力的な研究知見として位置付けることができる。
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