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2020 年度 実績報告書

算数分野におけるデータに基づく支援システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 18K13219
研究機関大阪教育大学

研究代表者

野田 航  大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (70611440)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードデータに基づく意思決定 / カリキュラムに基づく尺度 / response to intervention / データマネジメントシステム / プログレス・モニタリング / 算数
研究実績の概要

2020年度は,2019年度で進捗が遅れていたデータマネジメントシステムの開発と,データに基づく意思決定を活用した介入研究に取り組んだ。具体的には,①算数分野の基礎的学業スキルに関するデータマネジメントシステムの開発,②算数分野の基礎的学業スキルに関するiPad用指導教材アプリの開発,③カリキュラムに基づく尺度(curriculum-based measurement: CBM)を用いたアセスメントに基づく個別介入研究を実施した。
①データマネジメントシステムの開発については,業者側との内容調整に時間がかかったものの,学校全体の1年間にわたるデータを蓄積し,さまざまな形式でグラフ化することでデータに基づく意思決定を支える基盤となるシステムが完成した。
②算数分野の基礎的学業スキルに関する指導教材アプリの開発については,開発した算数CBMに対応したiPad用学習アプリが完成した。
③算数CBMに基づく個別介入研究としては,放課後等デイサービスに通う児童を対象とした個別介入研究を実施し,開発した算数CBMを効果の指標としながら,基礎計算力を向上させる指導を行い,その効果を検証することができた。
本研究課題全体を通して,算数分野の基礎的学業スキルを測定する算数CBMの信頼性・妥当性を検証することができ,算数CBMを活用した個別介入および学校規模介入の効果を検証することができた。また,今後これらの成果を現場に広げる際に重要となるデータマネジメントシステムの開発および指導教材アプリの開発が完了した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 公立小学校における算数のカリキュラムに基づく尺度(算数CBM)を用いた学校規模の算数指導 : 介入に対する反応性モデル(RTI)に基づく第1層支援の効果2020

    • 著者名/発表者名
      野田航
    • 雑誌名

      LD研究

      巻: 29 ページ: 237-244

    • 査読あり
  • [学会発表] 小学生用算数のカリキュラムに基づく尺度(算数CBM)の開発と実践2020

    • 著者名/発表者名
      野田航
    • 学会等名
      日本LD学会第29回大会研究委員会企画シンポジウム話題提供

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公開日: 2021-12-27  

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