学校規模ポジティブ行動支援(SWPBS)を学校全体で機能的に行うためには、児童生徒に関するデータを収集し、支援に関する意思決定を行う必要がある。本研究では、SWPBSの実践を支えるデータシステムの開発を行った。データシステムの開発に向けて、(1)管理職への規律指導に関する照会(ODR)に関する文献研究を行った後、児童生徒の行動に関するデータとして(2)ODRの書式を使用した生徒指導記録(日本版ODR)と(3)保健室利用件数に焦点を当て、それぞれの妥当性について検証した。妥当性の検証に加えて、日本版ODRについては、PC用のアプリケーションの開発を行った。
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