研究課題
本研究の目的は、ものづくり現場の実践技術者を対象としたビッグデータ利活用技術者の人材育成を行うカリキュラムモデルの開発及び公共職業訓練の展開である。現行の公共職業訓練では、第4次産業革命に伴う産業構造の転換期に対応した実践技術者の人材育成を行うカリキュラムモデルが構築されていない。そのため、所属組織の中で第4次産業革命に対応した職業訓練指導員の育成等に関する研究会の委員として参画した。その中で、公共職業訓練で展開されているカリキュラムを分析し、第4次産業革命に対応した職業訓練に必要となる要素を習得できる職業訓練指導員向けの研修カリキュラムを立案した。立案したカリキュラムモデルは、ラーニング・ファクトリーや技能分析といった、第4次産業革命に対応した職業訓練のプロジェクトと並行して進める形で、ビッグデータ利活用が可能な領域の検討結果も反映している。また、立案したカリキュラムモデルを利用した研修を試行的に実施した。当該年度では、前年度までに構築したカリキュラムモデルを利用した職業訓練指導員向けの研修を実施し、ビッグデータ利活用に関する職業訓練の必要性について研究成果を展開した。また、これまでの研究成果を踏まえた職業訓練におけるビッグデータ利活用に向けたクラウドシステム基盤の試行検証を実施した。併せて、これまでに行ってきたビッグデータ利活用に関する研究成果を国際会議と論文投稿により報告した。
すべて 2021
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)
International Journal of Intelligent Information and Database Systems
巻: Volume 15Issue 12022 ページ: 6-27
MEDES '21: Proceedings of the 13th International Conference on Management of Digital EcoSystems
巻: 1 ページ: 153-159
10.1145/3444757.3485171
15th International Workshop on Informatics (IWIN2021) Proceedings
巻: 1 ページ: 37-44