中学校技術科において自然エネルギーの利用について教科書では発電の仕組みにしかなく、生徒に多角的な視点からの自然エネルギーの利用について教材が少ない状況にある。そこで、太陽熱を利用した淡水化装置を例に教材開発を行うこととした。 本研究では淡水化装置の試作から学校での授業実践までを目的とした。成果として、真空吸熱管を利用した淡水化装置を開発し、エネルギー変換効率は43.9%であることが分かった。しかし、教材として使用するには課題もあることが分かった。そこで、学校現場でも安全に使用できるよう改良を今後も試みる。
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