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2020 年度 実績報告書

集団的知性を実現する心理・行動的動態モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 18K13286
研究機関大阪経済大学

研究代表者

藤原 健  大阪経済大学, 人間科学部, 講師 (00707010)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード対人コミュニケーション / 非言語行動 / シンクロニー / 集団的知性 / ウェーブレット変換
研究実績の概要

本研究の目的は,個人が集まることで集団として成果を発揮するという集団特性,つまり集団的知性(collective intelligence)を実現するコミュニケーションの心理的・行動的な動態を捉えることである。3年目となる2020年度は,実際に小集団コミュニケーション場面でデータの取得を開始し,話者たちの行動を解析することを目的としていた。特に年度の前半はUniversity of California, Santa Barbaraに滞在することもあり,国際間比較のためのデータ取得を準備・実施する予定としていた。しかし,小集団のコミュニケーション場面を対象とした実験は実施に至らなかった。これは,COVID-19の影響で2020年3月から大学が閉鎖されてしまったためである(なお,2021年2月現在でも大学では対面の授業は行われおらず,データ所得のめどはたっていない)。
研究成果としては,本研究課題で精緻化を試みてきたシンクロニーの計測方法について,これまでに取得していたデータを用いて検証を重ね,得られた成果を基に新たに1本の論文を国際誌に投稿した (2021年2月現在,最初の審査を受けて改稿し,修正稿を提出済)。さらに,これを活かした国際共同研究も実施し,University of California, Santa Barbara の研究チームとの国際共同研究の形で2本の論文を国際誌に投稿することができた(本報告書を作成する段階ではこれら投稿中の論文は審査中の段階であり採択には至っていない)。また,University of Southern California の研究者との共同研究も始まり,本研究課題を軸にした国際共同研究を展開することができている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2020 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (3件)

  • [国際共同研究] University of California, Santa Barbara/University of Tennessee, Knoxville(米国)

    • 国名
      米国
    • 外国機関名
      University of California, Santa Barbara/University of Tennessee, Knoxville
  • [雑誌論文] SenseChair による意見 発散課題におけるコミュニケーションとうなずきの関係性に関する検討2020

    • 著者名/発表者名
      西村賢人, 伊藤雄一, 藤原 健, 藤田和之, 松井裕子, 彦野 賢, 尾上孝雄
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術研究報告書

      巻: 120 ページ: 65-75

  • [雑誌論文] 表情読解・ノンバーバルコミュニケーション――パーソナリティ心理学と感情――2020

    • 著者名/発表者名
      藤原 健
    • 雑誌名

      臨床心理学

      巻: 20 ページ: 283-286

  • [雑誌論文] Extroversion as a predictor of happiness on a posed smile -- A laboratory study --2020

    • 著者名/発表者名
      藤原 健
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術研究報告書

      巻: 120 ページ: 18-21

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公開日: 2021-12-27  

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