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2023 年度 実績報告書

子どもへの聴き取りで用いる補助物(人形)の特徴が報告内容に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 18K13310
研究機関金沢大学

研究代表者

上宮 愛  金沢大学, 人文学系, 講師 (50555232)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード司法面接 / アナトミカル・ドール / 子どもの証言 / 再現 / エピソード記憶 / 性的虐待
研究実績の概要

子どもの性被害・性的虐待における被害内容の聴取においては,アナトミカル・ドール(anatomical doll;AD)と呼ばれる人形を用いる場合がある。被害内容の聴取においてADを用いることの問題は,大きく分けて2つあると考えられ る。1つは人形側の問題であり,もう一つは,報告する側(認知発達的な能力)の問題である。
今年度は,人形の可動域の問題によりADでは再現が難しいような体勢について,言語で報告を求めた場合と,ADを用いて報告を求めた場合の正確性,情報量,誤情報量などについて検討を行った。具体的には,5歳から8歳までの子ども48名に対して,ツイスターゲームで3種類の体勢を体験してもらい,体験した3つの体勢について言語による報告を行う条件と,ADを用いて再現させる条件でのパフォーマンスを比較検討した。合わせて,子どもの基礎的な認知能力と,人形などの補助物を用いた出来事の報告の正確性や情報量との関連を調べることを目的として,実行機能を測定する4種類の課題を実施した。
また,ADの可動域と人間の可動域の違いを測定することを目的とし,バイオロジカルモーションを測定する機器によりADの可動域について探索的な計測を試みた。

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公開日: 2024-12-25  

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