子どもへのインタビュー調査から、親の離婚から年数が経っていても、子どもにとって親の離婚は生涯にわたるテーマになりうること、特に離婚についてきちんと説明されていなかったり生活上何かしら自分にネガティブな影響があると感じたりすると、思春期の頃に離婚や家族関係にまつわる悩みが深くなりうることが示された。子どもにとっては、離婚に偏見なく接してくれる人や、身近で相談できる場所、親の健康について相談できる場所が必要であることが明らかになった。 親への質問紙調査から、離婚前には法律や手続き、心のケアなどワンストップで相談できる窓口が求められており、離婚後、子どもへのケアが必要と感じられることが示された。
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