研究成果の概要 |
小中学生を対象として、性別違和感とメンタルヘルスや心理社会的不適応との関連、性別違和感が小学校高学年から中学生の時間的安定性を明らかにした。ある自治体の全小中学校に在籍する小中学生約5,000名を対象に年に1回、質問紙調査を行った。性別違和感、メンタルヘルス(抑うつと攻撃性)、友人関係・家族・教師・学業に関するストレスを調査した。性別違和感の安定性については、3つのコホートから得られた6年間の縦断調査のデータ約2,000名を用いて、絶対的安定性と相対的安定性という二つの観点から検討した。小学生から中学生にかけて性別違和感の安定性が高くなっていくこと、男子よりも女子で安定性が高いことを見出した。
|