研究成果の概要 |
認知行動療法において、共通要因と技法要因とがどのように組み合わさった際に有効性が大きくなるかを検討することを目指した。技法要因からなる反芻焦点化認知行動療法(RFCBT)の自助プログラムの有効性、および参加者の体験を混合研究法を用いて検討した結果、技法要因のみで改善する場合とそうでない場合があると示唆された(Umegaki et al., in press)。この結果を踏まえ、RFCBTの治療者マニュアルの翻訳を進めた。さらに、森田療法やカウンセリング心理学といった他の心理療法との比較から、CBTの技法要因のあり方を検討した(梅垣, 2021; 梅垣・南, 2020; 梅垣ら, 2019)。
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