このプロジェクトは、文化差を考慮した日本版の社交不安向けインターネット認知行動療法プログラムを開発することを目的としていました。オリジナルのプログラムは英国で開発されたものであるため、プログラム資料を英語から日本語に翻訳し、文化的に適応させるための改良も加えました。次に、この日本語版資料を用いて、日本人の社交不安症患者6名に対し、対面でのガイド付きセルフヘルプの治療を対面で実施しました。治療を受けた患者は、このプログラム資料について肯定的な評価を示し、また、社交不安症状も顕著に改善しました。今後は、オンライン版の治療プログラムを最終化し、有用性・有効性を検証する臨床試験を実施する予定です。
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