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2018 年度 実施状況報告書

Casson不変量の特異点論的解釈

研究課題

研究課題/領域番号 18K13408
研究機関京都大学

研究代表者

清水 達郎  京都大学, 数理解析研究所, 特定助教 (00738859)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードCasson不変量 / 特異点論 / Chern-Simons摂動論 / 不足符号数
研究実績の概要

本年度は,当初の計画通りChern-Simons摂動論の2-loop項(Casson不変量)の補正項に対し,特異点論的解釈を探求した.具体的には,昨年度および今年度「挑戦的萌芽 研究(15K13437)『Chern-Simons 摂動論の完成』」においてすすめていた「補正項の特異点論的解釈」が成り立つ状況をより精密に調べた.補正項が3次元ユークリッド空間への安定写像の特異点の情報を経由して,ある種の絡み目数に還元できる状況とそれが成り立たない状況の両方を特定した.また,この研究の際に副次的に得た特異点集合に関するいくつかの等式を論文
Tatsuro Shimizu, On self-intersection of singularity sets of fold maps, preprint (RIMS preprint 1895)
としてまとめた.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究はCasson不変量の特異点論的解釈を目指すものであり,Casson不変量と等価であるChern-Simons摂動論の2-loop項を特異点論的に言い換えることでそれを実現する予定である.本年度は概ね予定通り,2-loop項を成す一部の項(補正項)について特異点論的解釈が進んだ.

今後の研究の推進方策

当初の計画通り研究を進める.特に2019年度は特異点論に関する情報を収集する.

次年度使用額が生じた理由

当初計画では2018年度に予定していた情報収集のための出張を2019年度に変更したため.
これは研究の進展状況に合わせ,より効率的な情報収集(およびその旅費の運用)をするためである.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] Website of Tatsuro Shimizu

    • URL

      http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~shimizu/

URL: 

公開日: 2019-12-27  

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