研究課題
若手研究
結晶構造探索手法におけるアルゴリズムとして、新たに提案した選択型アルゴリズムであるベイズ最適化および近年広く利用されている進化的アルゴリズムのコード開発を行い、結晶構造探索ツール、CrySPYとして公開した(https://github.com/Tomoki-YAMASHITA/CrySPY)。広くユーザーに利用してもらえるようにCrySPYは無料で入手可能なPythonで設計し、オープンソースソフトウェアとした。また、ドキュメントおよびチュートリアルサイトも作成しウェブ上に公開した。
計算物理
本研究により、オープンソースの結晶構造探索ツールであるCrySPYを公開することができた。CrySPYは機械学習を用いた高効率な安定構造探索が可能であり、新材料設計の基盤となるツールとして誰もが利用可能である。半年に一度の頻度でCrySPYのチュートリアルセミナーも開催しており、大学に所属する研究者や学生および企業の研究者などの間で利用されるようになった。