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2020 年度 研究成果報告書

プラズマの断続照射がタングステンの水素同位体吸蔵特性に与える影響とその機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K13527
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分14020:核融合学関連
研究機関九州大学

研究代表者

大宅 諒  九州大学, 総合理工学研究院, 助教 (10804750)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードタングステン / 水素同位体吸蔵 / 断続照射 / 照射欠陥
研究成果の概要

本研究では核融合実験炉の炉壁への水素同位体吸蔵に関係して、プラズマの断続照射がタングステン表面近傍の水素同位体吸蔵特性に与える効果とその要因を検討することを目的とした。脱捕捉エネルギーの異なる2種の捕捉サイトが関与すること、また、断続照射による影響は主に低エネルギーの捕捉サイトに表れ、これに捕捉された重水素の密度が減少することが分かった。この捕捉サイトと表面に形成されるブリスタ等との関係が予想される。

自由記述の分野

核融合学

研究成果の学術的意義や社会的意義

断続照射の影響を明らかにすることは、実験室のプラズマ照射実験(連続照射)から、実験炉(断続照射)の炉壁の水素同位体蓄積量を推定するために重要である。断続照射は連続照射に比べて、表面近傍の吸蔵量が減少する可能性を示すことができ、炉壁でのトリチウム蓄積量は従来の評価値より小さくなることが期待される。また、原型炉では定常運転(連続照射)が想定されるが、実験炉と原型炉での炉壁の水素同位体蓄積量の違いを見積もることにもつながり、原型炉設計開発において燃料システムを検討する上で非常に重要であると考えられる。

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公開日: 2022-01-27  

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