低質量星のハビタブルゾーンにある(自転と公転が同期している)地球型系外惑星において、大気圧や大気組成に依存した大気構造を3次元大気大循環モデルを用いて計算し、それを踏まえて(a)スペクトル形状の時間依存性を利用する方法、(b)ドップラー効果によるスペクトルの波長のずれを利用する方法、による惑星熱放射中の大気の吸収線(輝線)観測を検討した。これらの方法は、安定的な分光器((b)の場合は高分散分光器)があればトランジットをしていない太陽系近傍の惑星にも適用可能であり、その検出可能性を見積もった。また、バイオシグニチャーとしての揮発性有機物の、低質量星の紫外線下での安定性を調べた。
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