研究課題
本研究の目的は,新しい惑星形成シナリオであるペブル集積モデルのもとで,惑星周囲の原始惑星系円盤ガス流を考慮した氷ダスト(ペブル)の集積効率を求め,地球型惑星の水量決定機構を解明することであった.そのために,スーパーコンピュータを用いた惑星周囲の原始惑星系円盤ガス流の流体シミュレーション,惑星が駆動するガス流による抵抗を考慮した流入ペブルの軌道計算,最後に氷ペブルによる地球型惑星への水供給量の推定と水の起源の制約という3段階に分けて行うという計画であった.研究期間全体を通じて,研究実施計画に基づいて研究を行った結果,惑星サイズに応じた惑星周囲の原始惑星系円盤ガス流の構造,ペブルサイズに応じた惑星へのペブル集積効率を理論的に求め,それらをもとに氷ペブルによる地球型惑星への水供給量を明らかにした.
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 2件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 2件、 招待講演 2件) 備考 (1件)
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http://www.elsi.jp/ja-JP/news_events/highlights/2020/20200128_hkurokawa