• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

太陽系外縁天体から探る太陽系進化過程

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18K13607
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分17010:宇宙惑星科学関連
研究機関国立天文台

研究代表者

寺居 剛  国立天文台, ハワイ観測所, RCUH職員 (20624018)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード太陽系小天体 / 太陽系外縁天体 / サイズ頻度分布 / すばる望遠鏡 / サーベイ観測 / 木星トロヤ群 / ヒルダ群小惑星
研究成果の概要

すばる望遠鏡広視野撮像装置Hyper Suprime-Camによる掃天観測データから太陽系小天体のサイズ頻度分布を高精度で測定する手法を確立し、太陽系外縁天体の中でも始原性の高い天体集団の直径100km前後でサイズ頻度分布を決定した。加えて、同手法によって測定した木星トロヤ群やヒルダ群小惑星は同一のサイズ頻度分布を示すとともに、メインベルト小惑星のそれとは異なるという結果が得られた。このことから、それらの起源は小惑星帯よりも巨大惑星領域で形成された外縁天体集団に近いと推測される。

自由記述の分野

惑星科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本結果は、太陽系初期における微惑星形成、惑星成長、およびその後に起こったと考えられている惑星大移動とそれに伴う小天体の大規模力学進化を理解するうえで重要な手掛かりを与え得る。本研究課題を発展させる必要性があることは明白で、今度さらなる観測研究を推し進めることが求められる。また、将来の大型地上望遠鏡や宇宙望遠鏡、宇宙探査機による観測・探査方針の策定などへの貢献も期待される。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi