研究代表者は、熱帯域の波活動に伴う循環場を3次元に捉える理論の開発、解析手法の確立に向け、研究を進めてきた。本研究では複数本の論文、招待講演を含む多くの国内・国際学会での発表という形で成果をあげることが出来た。また、これまでの研究活動が評価され、日本気象学会学術委員会が取りまとめる「日本の気象学の現状と展望2024」のテーマ「大気力学」の一部、そして日本学術会議SPARC小委員会が取りまとめる「日本の中層大気の現状と展望」のテーマ「大気力学」および「今後の観測計画」の一部について執筆依頼を受け、波に伴う3次元物質輸送の理論の現状と高高度ゾンデ観測に関する記事を執筆した。
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