現在,海洋酸性化によるイシサンゴ類への影響が問題となっているが,実際には骨格が溶解するような深海環境においても強固な骨格を形成し多様化に成功している.本研究の目的は,これまで無機物質として研究がなされてきたイシサンゴ骨格を,無機物と有機物の複合材料としての観点から再検討し,骨格構造とその機能を深海適応の観点から明らかにすることである.本研究では,これまで無機物質として研究がなされてきたイシサンゴ骨格を,無機物と有機物の複合材料としての観点から再検討し,詳細な骨格構造とその機能を深海適応の観点から明らかにした.
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