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2022 年度 実績報告書

カルバック・ライブラー制御を用いた超小型クワッドロータの自律群飛行

研究課題

研究課題/領域番号 18K13782
研究機関関西大学

研究代表者

本仲 君子  関西大学, システム理工学部, 准教授 (70781772)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード障害物回避 / 動作計画
研究実績の概要

本研究課題では,カルバック・ライブラー(Kullback-Leibler: KL)制御に基づいて多数の小型クワッドロータの自律群飛行制御を実現することを目的としている.特に,GPSの使えない屋内における飛行を想定し,管制塔を用いず個々の機体が装備しているセンサおよびプロセッサのみを用いて移動することを目指している.5年目にあたる2022年度は,前年度に引き続き複数のクワッドロータが個別に自律飛行する環境を想定し,buffered Voronoi cells (BVC) を用いて相互衝突を回避するためのアルゴリズムについて検討した.2021年度までの研究成果においては,BVCによる衝突回避を2次元平面での回避に用いていた。これに対して今年度は,3次元ボロノイ分割を取り入れた制御器設計を行い,高さ方向も考慮した回避が可能となった。実装結果の検証では,3次元LiDARを搭載したクワッドロータを想定し,複数の機体が静止した格子状の障害物の存在する環境においてセンサデータをもとに移動可能であることを確認した。以上の内容について,国内会議及び論文誌にて公表した.また,従来手法では壁状の障害物が存在する場合に,ボロノイ分割に必要となる母点をセンサデータから生成できなかった.本年度はこれを解決するためにセンサデータを加工し,壁状の障害物を避けることが可能な母点の配置手法について検討・実装を行った.更に,センサで得られた点群の全てを母点としてボロノイ分割を行った場合の結果と比較した。これらの成果については今後国内会議および国際会議にて発表予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] Obstacle avoidance using buffered voronoi cells based on local information from a laser range scanner2022

    • 著者名/発表者名
      Motonaka Kimiko、Miyoshi Seiji
    • 雑誌名

      Advanced Robotics

      巻: 37 ページ: 73~86

    • DOI

      10.1080/01691864.2022.2121616

  • [学会発表] UAVのための3次元ボロノイ分割による衝突回避手法の検証2022

    • 著者名/発表者名
      本仲君子,三好誠司
    • 学会等名
      第40回日本ロボット学会学術講演会
  • [学会発表] 風外乱環境下におけるクワッドロータのモデル予測経路積分制御に関する検証2022

    • 著者名/発表者名
      塩見将貴,久保田景,本仲君子,三好誠司
    • 学会等名
      計測自動制御学会 システムインテグレーション部門講演会(SI 2022)
  • [学会発表] 動的空間における複数のクワッドロータのRRT*FNDによる移動制御2022

    • 著者名/発表者名
      岡田健吾,本仲君子,三好誠司
    • 学会等名
      第23回計測自動制御学会 システムインテグレーション部門講演会(SI 2022)

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公開日: 2023-12-25  

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