研究課題/領域番号 |
18K13801
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分21060:電子デバイスおよび電子機器関連
|
研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
アヤラ クリストファー 横浜国立大学, 先端科学高等研究院, 特任教員(准教授) (90772195)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
キーワード | superconductor / computing / adiabatic / EDA / Josephson junction / aqfp / neuron / tensor |
研究成果の概要 |
本研究ではクロック周波数2.5 GHz で動作する断熱磁束量子パラメトロン (AQFP) ロジックを使用し、世界初となる断熱超伝導マイクロプロセッサーを実証した。これは現在最も高速で最も大きいAQFP回路である。超伝導回路は4.2Kに冷却される必要があるが、冷却に必要な電力を考慮した上でもトータルのシステム電力効率は、今日の最先端の商用半導体技術を用いたものよりも80倍優れている。このマイクロプロセッサーの製作に際して我々は体系的な設計方法論を構築した。これらの超伝導集積回路設計基盤技術により、新しいニューロモルフィックプロセッサーを設計するための基礎を築いた。
|
自由記述の分野 |
Superconductor electronics, adiabatic computing
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々が開発した断熱的超伝導マイクロプロセッサは、エネルギー効率と高速性の面で格段に優れている。そのため、今後世界の電力消費の大きな割合を占めるデータセンターやスーパーコンピュータなどのハイエンド機器の消費電力を大幅に低減することができる。
|