研究課題
若手研究
防災ワークショップでは,参加者が学習し情報を共有することのみに留まらず具体的な解決策を提案し実行することが求められている.すなわち「提案や行動を促す話し合い」を行う必要がある.そのためには,話し合いの構造を明らかにすることに加え,住民の行動の要因を明らかにする必要がある.本研究では,中山間地域を対象として(1)住民の話し合いに着目した研究と(2)集落活動に着目した研究を行った.
土木計画学
自主防災組織をはじめとする新たな活動を集落で行うためには,既存の集落活動との関連性を考慮することが重要である.また住民に活動への参加を促すためには,地域貢献のみならず生きがいや能力の活用といった利己的な動機も提供することが効果的である.防災ワークショップでは,参加者が集落活動と防災活動,自助と共助のつながりを発見できるような話し合いの設計とファシリテーションが必要である.