研究課題
本研究は,自動運転車が交通需要に及ぼす影響を分析し,我が国の交通計画への示唆を得ることを目的として実施してきた.最終年度は,公共交通網までのラストマイル型の自動運転サービスに関して,同サービスの需要面(受容性や需要特性)を分析するとともに,持続可能な都市・地域づくりのための自動運転車の活用方策に関する示唆をまとめた.特に上記の分析は,交通計画分野の自動運転研究に基づく知見を最大限活用し,自動運転サービスに対する利用者の選好を推定したものとなっている.これは現状で,自動運転車に対する選好を最も頑健な形で示した研究の一つと考えている.こうした研究の実務面への貢献に関しては,新たなモビリティサービスに対する利用者ニーズの理解等に資するもの,政策面への貢献に関しては,持続可能な都市・地域を目指した自動運転車の活用方策の検討等に資するものと考えている.
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)
Transportation Research Part C: Emerging Technologies
巻: 126 ページ: 103105~103105
10.1016/j.trc.2021.103105
Transportation Research Part A: Policy and Practice
巻: 138 ページ: 105~126
10.1016/j.tra.2020.04.021