市民ガーデンはドイツをはじめとする西ヨーロッパで研究が盛んである一方で、南欧の市民ガーデンについては研究が少なかった。しかしながら都市空間的視点で南欧の市民ガーデンを研究することで、欧州における南欧の市民ガーデンの特異性を見出すことができた。また調査を通じて南欧の多くの市民ガーデン研究者・活動家と繋がることができ、将来的に国際的な研究グループを立ち上げる構想を抱くことができた。社会的意義としては、研究成果を学会発表にとどめることなく、「世界のまち畑」としてウェブサイトを立ち上げて発信することで、国内外問わず、多くの方へ情報を提供することができた。
|