研究課題
若手研究
本研究は、宇宙用展開膜の展開挙動や展張形状に影響を与える折り癖や膜面デバイスの反り等の初期変形を考慮し、展開の高信頼性化と展開後の高剛性化を実現した。折り癖や膜面デバイスの力学モデル化と、それらを考慮した展開・展張解析および実験モデルによる展開・展張実験を行い、現象の理解と力学モデルの検証を行った。また、これらの特性の考察に基づき、展開の高信頼性化と高剛性化を実現できる膜構造物を提案し実証実験を行うことで、実現性を示した。
宇宙構造物工学
宇宙構造の打ち上げコストの大幅削減に必要不可欠となる膜面構造物に関して、展開と展張挙動に影響を与える折り癖や膜面デバイスの変形の力学モデルの構築と展開形状の高精度予測を実現することができた。これにより、展開の信頼性向上と展張後の高剛性化を実現でき、膜面構造物の発展に寄与できる。