北海道から沖縄、小笠原諸島まで国内に53カ所受信局を設置するとともに、磁界波形を含むデータをサーバーに転送し、データベースを構築して保存するシステムを構築した。設置にあたり、全国各地の大学などの協力を得た。さらに、海外には、アジア各地に計20カ所に設置した。その結果、国内53局、国外20局の計73局となり、アジア最大の落雷位置標定ネットワークを構築した。これによりアジア各地の落雷をリアルタイムで把握出来るようになり、インターネットで無料で公開し、気象災害防止に貢献している。他のシステムと比較した結果、その位置精度は、中央値で1kmとなった。本データは海上保安庁海洋状況表示システムに採用された。
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