• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

海洋生物の翻訳後修飾にヒントを得た高強度水中接着ポリマーの創出

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18K14000
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分26030:複合材料および界面関連
研究機関東京大学

研究代表者

江島 広貴  東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (00724543)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワード水中接着
研究成果の概要

近年ムール貝の接着タンパク質中に多く含まれるジヒドロキシフェニルアラニンが水中接着剤開発の鍵になるのではないかと大きな注目を集めている.本研究では,フェノール性水酸基の数を系統的に変化させたポリマーを合成し,同一条件下で接着強度を比較することで,水酸基の数と接着強度の相関を調べた.その結果,三つのフェノール性水酸基をもつガロール基が特に優れた水中接着特性を示すことを明らかにした.

自由記述の分野

高分子材料

研究成果の学術的意義や社会的意義

外科手術においては臓器,組織の接着や局所の止血,体液の流出防止を必要とする場面が数多く存在する.しかし,現状の手術用接着剤は湿潤組織に対する接着強度が十分ではないという課題が残っている.本研究では海洋生物が水中で接着するメカニズムに学び,高強度の水中接着剤の合成に成功した.この過程で高強度な手術用接着剤を設計するために役に立つ新たな分子設計指針が得られた.

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi