インフラストラクチャー・プリンテッドエレクトロニクスに代表される液体の輸送技術は、工業・医療・エレクトロニクス分野に不可欠な基盤技術である。しかし、輸送過程における液体の不本意な付着損失は、輸送ラインの汚染及び輸送効率の低下の原因に繋がる。本研究では撥水性材料の構造制御及びパターン技術により液体を付着損失なく任意方向に輸送できるような革新的な液体輸送技術を開発することである。固体表面の濡れ性及び構造を変化させ、液体の付着挙動をIn-situ観察し、そのダイナミクスを明らかとした。そして液体の接着界面の力学特性を精密に制御することで液体を付着損失なく任意方向に輸送できるような基盤技術を開発した。
|